2018年現場記録&総括
一年間全く更新しませんでしたが…。
一応記録だけでも。
今年は、Jごとはほぼ皆無で、振り返ってみたら年の始めに辰巳担と辰巳の主演舞台を観に行ったくらいでした。
ヒロキに関しては、充実してたかな。
ただ、なんだろ…分岐点は「不徳の伴侶」かな。
この作品を観た時に周りとの圧倒的な力の差を感じてしまって。
いつまで「カンパニーの下っ端」ポジションで居続けるのかなーなんて漠然と思いました。
ただ、成長してないわけではなくて、昨日千秋楽を迎えたダブルフラットを観ても、格段に歌は良くなってた。
でも、まだまだ不安に感じる。この不安を吹き飛ばすような俳優さんになってくれることを祈ってます。
Jごとは全くいい年ではなかった、か、な。
それは多分今迎えてる状況のせいだろうけど。
9月のあの発表以来、全く現実味がなくて、泣かなかったけど、金スマを見て、やっと泣けたというか。
金スマの内容も疑問な点は多々あったけど(デビューや空白期間、休養期間のことは触れずに語れんの?)
中居くんの「『タッキー&翼』の滝沢秀明さんでした」という最後の紹介にグッときた。
正直さぁ、他のテレビ番組でJの他のメンバーは「タッキーの決断を応援する」みたいなこと言って、「またご飯行きましょう」とか「これが最後じゃないから」とか言うわけよ。
「ハァ!?こっちは二度とあのキレイな顔面拝めないかもしれないんだぞ?知らねーよ、裏でやれよ!」って話だよ。
ファンの気持ちなんて完全無視だよね。まぁそれがテレビなのかもしれないけど。
でも、そのテレビの概念無視して、ファンと滝翼の関係を意識した発言をしてくれた中居くん。
やっぱり解散を自身が経験した人だからこそ、ファンを大事にしてきた人だからこその目線だったのかなって。
本当に感謝しかないです。ありがとう。
そして、今日のラストステージですが、ここに来てチケットを手に入れることができませんでした…。
実は今年に入ってからFCの更新をしていませんでした。
それでも他FCで申し込みにだけはこぎつけたのですが、あっさりハズレ。
仕方がなくテレビで見届けようと思っていますが、どういう気持ちで見届けたらいいのか…まだわかりません。
現場に居たとしても、どんな感情になるのか全くわかんなかっただろうなぁ。
今日なんて日が来なければよかった。
明日のことなんて、来年のことなんて、全く考えられない。
長くなりましたが、以下現場記録です。
よいお年を。
・百名ヒロキ birthday party 〜ゆんたく〜
1/4昼夜
・ぼくの友達
1/20夜
・GANTZ:L
1/26(初日)、2/3、2/4(千秋楽)
2/8(アフタートーク)、2/11、2/18(千秋楽)
・不徳の伴侶
5/30
・宝塚BOYS(teamSEA)
8/8(アフタートーク)、8/11(千秋楽)
・GANTZ:L DVD発売イベント
8/12 1部
10/13(東京千秋楽)
・ダブルフラット
12/28昼、12/30(千秋楽)
あと、つよしさん関係の某音楽番組の番協にも参加できました。
この歳で番協当たるなんてビックリ!
ライブは行けなくて(最初の申し込みは外れ、追加公演は仕事の都合で申し込みもできず)
これがなかったら全く何も縁がなかったので、行けて良かったです。
2017年現場記録&総括
今年も早いものであと1日になりました。でもこの一年は早かったような、長かったような。
とーーーーっても色々あった一年。
まさか、ひろきくんが年明け早々に事務所をやめるなんて思いもしませんでしたよ!!!(笑)
今だからこそ笑い話にできますけど、2月3月はほぼ死んでました。マジで。
特に2月の最後の1週間くらいは何をして過ごしたかあまり記憶がなくて。仕事も身が入らず、毎日定時で帰って、ぼーっと家で過ごして、急に泣けてきたり。でも、いざ退所が確定したら逆に泣けなかったり。
でも、このままいなくなるわけないって心の中では思い続けてて、案の定?4月になったら名前を変えて再び姿を現してくれて、7月には初めての舞台に立って、あとジャニではありえなかったSNSも始めて、幻滅させるどころかより魅力的にみせてくれるひろきくん。
結果的には、今は幸せ!って思えます。色々あったけど、いい一年でした。
てことで、現場の数としては激減しました。あと、別の趣味にはまりました(笑)正直そっちの方が今はお金も時間もかけてはいますが、いい感じに適度にひろきくんのことを追いかけ続けていけたらいいなぁと思っています。
あと、きんきもたきつも色々ありました、ほんとに(笑)ジャニーズ厄年だった!!!ほとんどジャニオタではなくなったけど、来年はいいことがあるといいなぁ。
そんな今年の現場納めはきんきのカウコンです!!てことで大阪に行ってきまーす!皆さま良いお年を!!
以下現場記録↓
・ジャニーズオールスターズアイランド
1/4 昼夜
・音楽劇 マリウス
3/19,3/27(千秋楽)
・ボクが死んだ日はハレ
7/15夜、7/17(千秋楽)
・KinKi Kids Party ありがとう20年
7/16
11/3(初日)、11/4夜、11/6(千秋楽)
・終わらない世界
11/30(アフタートーク付)、12/3(千秋楽)
・KinKi Kids CONCERT 20.2.21 - Everything happens for a reason -
12/31
初主演
主演は百名ヒロキ!「GANTZ」鈴木勝秀演出で舞台化、共演に久保田悠来ら - ステージナタリー
百名ヒロキ初主演舞台
「GANTZ:L」
ビックリしすぎてまだ実感がわきません…。
一年前、アンダースタディは楽しかったけど、えび座とかジャニアイでの扱いに不満があって、すごくモヤモヤしてました。
特にジャニアイで出番が削られたって聞いた時は悔しくて。
わたしはひろきくんは輝ける人だって思ってたし、贔屓目かもしれないけど、もっと評価されて欲しいってずっと思ってた。
こんな未来想像してなかったけど、今はあの場所を離れて、新しい場所を選択してくれてよかったって思います。
改めて、ヒロキくん、初主演舞台おめでとうございます!!!
嬉しー!!絶対に行く!!!
どうしようもないもどかしさ
また一人メンバーが居なくなった。
と言ってもこちらはとっくに抜けた側な訳で、残された側ではないのでそのことに対して何かを述べる権利もない。
一人目がグループを脱退した時は、まぁ仕方がないかなと思った。どちらの方がより推されてるかを考えたら、あちらを選んだ方が道は開けそうだもの。
二人目は、事務所そのものから居なくなった。その二人目が自担な訳だけど…でも幸運なことに、自担は違う形でまた板の上に立ち続けているし、前向きな退所だった。その時は死ぬほど悲しかったけど、今は幸せである。
三人目はまた脱退で、一人目と同じ道で、それに関しては予想された未来だったし、自担が離れた後だったから、特に何も思わなかった。
四人目は、退所。
理由は憶測にすぎないけど、なんとなく前向きな理由ではなくて、おそらくもう表舞台には戻ってこないだろう。
彼は、自担のことをとても慕ってくれていた。自担が最年長のくせにふざけ倒していると、最年少の彼はいつも大きく口を開けて笑ってくれた。でも時々自担が最年長らしく遅刻を叱ってやったり、いい上下関係が築けてることがうかがえた。
自担の退所が少なからず彼の退所に影響を与えてる気がしてしまって、すごく心苦しくなる。本当はそんなことはないかもしれないし、そんな仲良しこよしのことだけで自分の一生を左右する選択をなぁなぁにしてしまうのも良くないし、これも仕方がないことなんだろう。きっと。多分。
これは彼の選んだ道。
でも、今朝、彼の担当のフォロワーさんが彼への思いを呟いてるのを見て、それから他の彼の担当さんが心の拠り所であった自担たちが居なくなったことについて触れているのを見て、無性に悲しくて朝から泣いてしまった。
どうしてこうなっちゃったんだろう。
セクシー&全力のダンスで年上のお姉様方を虜にしてきた朝日くん。
時折見せる年相応の屈託のない笑顔が可愛くて、ヒロキの隣で笑ってる君が大好きだったよ。
どうか、幸せになってください。
活動休止
おひさしぶりです。
もうだいぶ離れてしまったわたしが話題にするのもどうかなと思ったのですが、少し触れておきたくて。
9月3日に発表されたタッキー&翼の活動休止について。
正直な感想としては、なんで今更…?でした。事実、今までCDリリースやライブが長いことないってことが度々あって、活動休止を発表してるかつんなんかよりよっぽど活動してないよ!って自虐ネタに走るたきつ担もいましたし。
今回の発表にあたって、彼らの言葉のすべては受けられていないけど(FCは継続してるけど、Jwebは解約してるし)、受けた中でひっかかったのは、ここ数年満足できるパフォーマンスを届けられなかったという点。
パフォーマンスとしてはどうかわからないけど、ここ数年で違和感を感じていたとすれば、コンサートツアー中の2人の距離感の変化でした。
ライブの間はそれなりだったと思うけど、MCになった時に「昨日何してたの?」とか明らかにプライベートが別のことばかり…。
以前、未来コンとか10周年の縦断ツアーの時は、一緒にご飯食べにいって◯◯だったねーとかそんな話題が多かったのに、ふたり旅や新春コンの時は全くなかったんですよね…。別に2人がプライベートは別!ってタイプならそれでいいんだけど、今まであんなに一緒にご飯に行ってたのに、ここにきてなんで…って想いが強かったんです。違和感を感じるっていうか。
その延長での今回で。
実際のところ何が原因かなんて本人にしかわからないだろうし、いくら考えたって仕方がないし、なんならわたしはもう離れてるし、言及する資格もないんだけど。
最後のMステのパフォーマンスを見て思いました。
なんで
ほっぺにちゅーしてんねん!!!!!!
仲いいやんけ!
だから、納得できなかったし、今も納得してません。
でも、いつか、また、笑ってたきつコンに行ける時が来ると信じて、待ちたいと思います。
絶対に、おかえりって言わせろや!!!
君に会えた夏
「ボクが死んだ日はハレ」を見に行ってから早数週間・・・。今更ですが、ちゃんと記録しておこうとやっとPCに(苦笑)
■「ボクが死んだ日はハレ」
2017年7月15日 19:00 / 17日 13:00(千秋楽)@シアター風姿花伝
はじめましてのシアター風姿花伝。駅からちょっと遠くて行きにくくて、劇場も、「え、これマンション??」みたいな場所で(実際にマンションの中の1フロアなのだけど)ビックリしたのだけど、中に入ってそのこじんまりさにさらにビックリ。ステージ、近すぎる。ただでさえ7列目くらいまでしかないしどこでも近いと思うけど、最前列なんてつま先がステージではレベル。その中にさらに当日券や追加席等ぎゅうぎゅうに詰めていた。通路に座布団引いて座らせていたのはさすがにびっくり(笑)でも、色々考えてギリギリまで入れてくださったことに感謝。
自分的初日は2列目で、こんな場所で見たら死ぬんじゃないの・・・って思いながら席について、ステージ上と見渡すと、センターに円を描くように6脚の椅子が置かれ、上手側には勉強机とか冷蔵庫、おもちゃとか絵とか子どものものがやたら置いてあった。下手側にはキーボード。音楽を担当した森大輔さんが生演奏するんだったと思い起こす。10分前と5分前には上野哲也さんが影アナで注意事項をアナウンスされていた。開演時間の2分前くらいにすーっと森大輔さんが現れたのでちょっとびっくりした。キーボードにスタンバイし、森さんが演奏し始めて開演。
暗闇の中、下手奥の出入口から最初にすーっと出てくる人影を見た瞬間に、あっ・・・と思った。大き目のグレーのパーカーを着て、客席に背を向ける形で椅子に座るその後頭部。見覚えのある後頭部。キャスト6人が順に椅子に座り、ハミングを始める。そして、振り向いて、立ち上がり、ステージの前方に横に並び、優しく歌い上げる。ちょうど自分の目の前にグレーのパーカーの彼が立った。あぁ、ひろきだ・・・わたしの知ってる、ひろきがいた。優しい表情で、優しい歌声で。上野さんが導入部分のストーリーテラーのような形でお話して、さがっていくひろき。の後、息をしていなかったことに気づいて、深呼吸をするわたし(笑)死ぬかと思った(笑)
芸能界で、かつて一世を風靡した女たち。
20代で昭和の歌謡界をリードしたボーカリストは今や50代。
10代でグラビアを賑わせた踊るセクシータレントも今や40代。
7歳でデビュー、視聴率の申し子たる人気子役は、今や30代。
落ち目どころか落ちきった三人は、ひょんなことから、
掟破りの三世代ボーカルグループを結成することになる。
女たちの挫折は、喪った過去の愛情とあまりにも密接。
孤独も渇きも、三人揃えばドタバタ喜劇。
もうここにはいない誰かの力を借りて、
かつての愛をサポーターに、
彼女たちは現在と未来の愛を獲得できるのか?
50代の元ボーカリスト・ミミ(浦嶋りんこさん)、40代の元セクシータレント・SHOKO(小野妃香里さん)、30代の元子役・かおり(笠松はるさん)の3人が組んだユニット「ハレバレハレルヤ」。3人は再び脚光を浴びるために、プロデューサー・すみ絵(高橋紀恵さん)とSHOKOのマネージャー・篠原(上野哲也さん)とともに、レコーディングを行っていた。しかし、レコーディング中に眠るようにミミが倒れてしまう・・・。
ひろきは、ミミ(本名:佐藤初美)の息子・佐藤ひかる役。眠ってしまったミミからの場面転換で現れたひかる。上手の机とか諸々のものは、ひかるとミミの部屋だった。ひかるは映画監督になるのが夢で、映画の専門学校に通っている二十歳。「今更だけど合格のお祝いしよう!美味しいもの食べよう」というミミに、「母さんの料理まずいから、外で食べようよ!」と悪態つきながらも仲の良い親子の様子が窺える。このとき冷蔵庫からパックのマミーを取り出して直で飲むひかる。二十歳でマミー!?と思ったけど、かわいいからなんでもいい。「母さんのハンバーグが食べたいな」というひかるに、「じゃあ買い物に行こう!」と去っていくミミ。そのあとを追いかけようとして、途中で足を止め、右手で自分の頭をむしるようにかくひかる。その姿に何か冷たいものを感じた。あれ、もしかして・・・。そして上手の奥の階段になっているところを駆け上がっていき、上の方で段に肘をついて伏せるように動かなくなるひかる。
そして場面は再びレコーディング現場へ。検査の結果なんともなかったというミミ、そしてお姑さん問題を抱えているかおりに、「パーッと飲みに行こうよ!」と誘うSHOKO。すると、「家で息子が待ってるから」と断るミミ。その発言が引っ掛かり、ミミが去ってから、すみ絵にミミの息子について尋ねるSHOKO。すると、「この間一周忌を終えたところよ」というすみ絵。バイトで行っていた映画のロケ現場で落石事故に遭い、即死だった。マスコミにばれないようにと示談にし、ひた隠しにしていたミミ。たまたま流れで教えてもらったというすみ絵の話に、「でも当たり前のように、息子が家で待ってる、って言ったよ??」と腑に落ちないSHOKO。
フライヤーが公開されたときに、「ひろきだけ座っているのは、死んでいるからかな?」って解釈をしている人がいるのを見かけて、「ボク」ってそういうことかな?と思っていたので、多分そうなんだろうと思ってたけど、「死んでいるけど、そこにいる」状態を演じているひろきの演技に、ひいき目かもしれないけどゾクゾクっとした。
そこから、ミミとひかるの時間軸が行ったり来たりする。小1のころ、自分の父親について週刊誌に書かれて、父親は死んだと聞かされていたのに嘘をつかれていたことに怒って、学校に行きたくないって体操座りで顔を伏せて泣くひかる。「来ないで!触らないで!嘘つきが移るから!!」ってミミを拒否する子どものひかるを演じるひろき。そして、再婚するというミミに「俺を生んだ時と同じようになる予感しかないけど!でも好きにすれば!」と反抗するひかる。「おっかぁ、金くれ。映画見たい。高校なんかいかねーし。親の背中を見て育っちゃいけないの?」とひねくれていた中3のひかるに、「あなたは他人です。あなたとの接し方を考えさせてください」と距離を置くミミ。
ミミは、かつてあったひかるとの思い出を夢の中で何度も再現していた。つらかったことでも、今となっては「幸福の巡礼」なのだという。そんな幸せそうなミミに、かおりは「でも、生きているひとと、わたしたちと一緒に生きてほしい!」と願う。ミミの身に起こっていることをなんとか理解しようと画策するSHOKOとかおり、すみ絵、篠原。「ひかるの乳歯を見つけて、高い水晶を買ったらひかるに会えた」というミミの話を聞いて、Amazonプライムで2千いくらかの水晶を買って3人に残念がられる篠原。その姿を見ているひかる。そこにいるけど、いない。水晶を覗く4人に、反対側から水晶に向かってピースするお茶目なひかる(笑)だけどそれが、存在していないことを強調させる。そして歌って踊る4人にまぎれて楽しそうに踊るひかる。すると、何かを見て突然腰を抜かすかおり。「ここにいます、ひかるくんが!!わたしたちに協力したいって・・・」
第二幕。ひかるとかおりの場面から始まる。ひかるはミミの中で何度も何度も生まれては生きて死んでいるのだという。説明しながら、階段を上ってジャンプしておりたり、側転したり、がっしりしてるのにふわっと柔らかい、あの軽やかな懐かしい動きを見せたりした。側転したときにちらっと見えた白い肌と腹筋。
かおりは子役のころ、役が憑依するように感受性が強く、自分が自分じゃなくなってしまうような気がして一旦芸能界を退いたのだという。「わかるよ、自分探しってやつ?」と同調するひかる。子どもの頃ってなんにでもなれたような気がした、と「水の中で宇宙飛行士になったかのように」みせたり、「本気でかめはめ波の修行をした」り、ふわふわと舞うように演じるひろきにきゅんとなった。
SHOKOたちがいる前で、ミミとひかるの最後の朝の場面が三度繰り返される。「お互い頑張ろうぜ!」がひかるの最後の言葉だった。この場面、まったく同じに三度演技をしなくてはいけなくて、何気に大変だなと思った。千秋楽の最後の「お互い頑張ろうぜ!」の声が掠れてしまっていた・・・。そして、SHOKOたちにかおりがひかるの声を代弁する。このとき、椅子に腰かけたひかるの背後にかおりが立ち、同じセリフを同じタイミングで「シンクロ」して発声する。これめちゃくちゃ難しいと思うんだけど、きれいにシンクロしていた。かなり息ぴったりにしないといけないのに、すごい。
ひかるは、母には生きてる人と生きてほしい、と願っていることをみんなに伝える。僕が夢の中で伝えるから、母が目を覚ますときにそばにいてあげてほしい、という。そして、SHOKOとすみ絵が去ったあと、篠原に向かって「SHOKOさんのこと好きだよね?付き合っちゃえば?」というひかる。もともとSHOKOのファンで支えたくてマネージャーになった篠原は、身分が違うから、という。「俺彼女がいたんだけど、奥手だから、アレ覚えたてで。大事にしてたら、あんまりできなかった。1日中、飽きるほどしたかったなー」というひかる。「女の子がいいのはわかってるけど、抱くぞ?」と言って姿の見えないひかるを抱きしめる篠原。ひかるの分もするから、という篠原。して、きっと気持ちいいよ、というひかる。
そして、あの世とこの世のデュエットだ!とかつてSHOKOが所属していたユニットの曲「Never Let Me Go」を二人で歌う。歌って踊るひかるくん。アバンチュールって歌詞のところで、背中に回した手を指折るその手つきがとてもひろきくん。大好きな姿。途中、当時の衣装を着てセンターに入ってくるSHOKOさんのご本人登場感が面白かった(笑)後半のソロダンス、美しく流れるような動きを繰り出すひろきくん。
そして、ミミが眠り、その時を待つSHOKOたち。しかし、かおりの元にひかるからヘルプが入る。大学受験に失敗して映画の専門学校を受けるというひかるに対し、反対してひかるが死なないようにミミが事実を捻じ曲げようとしていたのだ。「違うだろ。生まれては死んで、生まれては死んで、もういいだろ。人生にもしもはないんだ、あったことはなかったことにできないんだ。悲しいからって逃げるなよ」とミミに叫び、訴えかけるひかる。「ボクが死んだ日をハレの日にして。1人で僕を生んでくれた日みたいに、手をつないで入学式に行ってくれた日みたいに、専門学校に合格して喜んでくれた日みたいに、ボクが死んだ日もハレの日にして」と、ミミを抱きしめるひかる。そっと離し、「佐藤初美の子どもに生まれてよかった」と告げる。
「ボクが死んだ日はハレ」
僕が生まれた日、BGMはゴジラのテーマ。だけど生まれたら天使だった。僕は天使じゃないけどね、母さんが笑ったから僕も笑い返しただけ。何度でも何度でも何度でも何度でも、僕を思い出していいから、生きて生きて生きて生きて。生まれてから、何度も繰り返す春夏秋冬。5月の晴れたあの日、おにぎりを食べて、いつか自分が撮る映画のために写真をとった。落石に遭い、その場に転がるひかる。ボクが死んだ日はハレ。晴れ晴れと晴れ渡る青い空の日、僕は消えたんだ。
そう歌い、離れようとするひかる。やだ、行かないで、と止めようとするミミに、「僕はちゃんと貰ったから、無条件の愛を。だから、大丈夫」「この人たち最高!ハレバレハレルヤ、楽しみにしてる」じゃあね、と階段をあがって去っていくひかる。
RPGのような戦いで(笑)SHOKOやかおりたちの手によって目を覚ますミミ。すっきりとしたミミ、歌いたいなぁ、という。そしてハレバレハレルヤのステージ。階段の上でにこにことリズムをとるひかるくん。下手の奥から紙吹雪を巻き散らす篠原好きだよ篠原。3人のパワフルな歌声と笑顔に包まれながら、幕は下りる。
もう一度「ハレバレハレルヤ」。みんな立って!というりんこさんに客席も立ち上がる。その間奏でソロダンス、ブレイクダンスを踊るひろき。あぁ、いつもの好きなひろきくんだー!!彼のバックヤードを知らない人が見たら、なんでこんなに踊れるんだろうとか思うのかなとか考えてた(真顔)
カーテンコールはキャスト6人と森さんとで並んでお辞儀していて、千秋楽は脚本・演出の石丸さんも登場した。石丸さんに向かって両手を突き出して、きゃーって手を振り振りするひろきくん、よく見たやつ(笑)鳴りやまない拍手に再度出てきてお辞儀して、はけるかと思ったら、お客さんからの「アンコール!」の声に、石丸さんが「ハレバレハレルヤ、カーテンコールバージョンで!」と森さんにリクエストして、「ハレバレハレルヤ」を歌ってくれた。この曲の始まりが階段の上なので、「階段の上に行った方がいいのかな?」ってジェスチャーしたひろきくんに、「ここでいいよ」って石丸さんが指すと、「ずっと踊ってたら?」ってマイクを通していうりんこさん(笑)エアキーボード弾いたり、フリーのところはいつものひろきくんだった。ひろきくんのソロダンスのところでは、バック転をしてくれた!思わず、ヒューッ!って言ってしまった(笑)晴れやかな顔で、最後の最後、幕の向こうに去っていくときに片手でバイバイってするひろきくん。すっごく、ひろきらしかった。
ボクハレという作品に出ることになった時、単に「事務所やめたけど、仕事が決まってよかった!」としか思ってなかったけど、百名ヒロキとしての「初めての作品」がボクハレで本当によかったなーって思いました。あたたかくて、優しくて、登場人物みんな愛しくて。わたしは大切な人を失ったことがないから、作品の根本的なところに感情移入はできてないかもしれないけど、ひかるくんの「佐藤初美の子どもに生まれてよかった」ってセリフには泣きました。ぼろぼろ泣いた。共演者の皆さんや石丸さんにとても丁寧に指導してもらったり、教えてもらったりして、初舞台を踏めたんだなぁってのも見て取れました。本当によかったなぁ。
実はこの作品で一番共感できたのは、SHOKOのマネージャーの篠原。SHOKOのことが大好きで、仕事を辞めようか悩んでいた時に偶然マネージャー募集の求人広告を見て応募し、採用されてSHOKOを支え続けている篠原。ヲタクとしてはある意味反則かもしれないけど、あくまでもSHOKOが幸せでいてくれれば!と願っている篠原がハレバレハレルヤの前座で歌った歌。
「あなたが生きて歌っていれば、笑って踊っていれば、それだけで幸せ」
わかる(わかる)
思わずフォント大。共感しかない。
3月頃に某雑誌で本人ではない人から、「『夢を追いたい』って辞めていった」って表現された時、彼の夢ってなんなのかなって考えた。芝居がやりたいのかな、って。歌ったり、踊ったりってことはしたくないのかなって。けど、ミュージカルがやりたい、ってネットのインタビュー記事で答えてたり、今回の作品で歌って踊ってる姿を見て、「アイドルじゃなくたって、十分大好きだー」って思えたんです。仲田だろうが、百名だろうが、ひろきはひろきで、あなたが生きて歌っていれば、笑って踊っていれば、それだけで幸せなんだ!!って。
じゃにーずを辞めたことがわかった直後に仲田時代のひろきの映像を何度も見て「幸福の巡礼」をしていたという人のブログをたまたま見たのだけど、わたしはそれはできなくて、辞めてから一切前のひろきくんの映像は見れてなくて、だからまるっと共感ではないけど、「過去は過去として思い出していいけど、仲田くんが消えた日もハレにして、そしてこれからの新しい未来を生きていく」ってことも「ボクハレ」と重なってるのかなって。
正直ね、これから先はどんな世界が待っているかわからない。仕事が続くかどうかわからないし、どれだけ自分が追えるかもわからない。ありがたくも、もうすでに3本も仕事が発表されてるし、中には国際フォーラムに立つなんていう大きな仕事もあるし、順調すぎてこわいけど。でもでも、「僕が観たかった、居たかった世界」「目的地は決まった」「どこへ向かっているのかで悩むことはもうない」っていうひろきくん、心強すぎるから。精一杯、ついていこうと思います。
ひろきくん、初めての舞台お疲れさまでした。これからのますますの活躍、楽しみにしています!
ボクが死んだ日はハレ
観てきました。有難くも、千秋楽を含めての2公演。
百名ヒロキとしての初めての舞台。
"佐藤ひかる"として存在していた、生きていたヒロキくん。
産まれたばかりの姿も、ピカピカの一年生の姿も、ひねくれた受験生の姿も、彼女ができてアレを覚えたてのハタチの姿も、すべて愛しかった。
ひかるくんの、佐藤初美の息子に生まれてよかった、ってセリフに涙した。
側転したり、バク転したり、ターンしたり、かつてのヒロキくんのような面も見れて、嬉しかった。ああ踊ること、諦めてないんだなって。また観られるのかなって。
カーテンコールで素のヒロキくんが垣間見れたのも嬉しかった。おちゃらけた、うぇーい!っていうひろちゃん。変わらないね。
素晴らしい作品に出会えて、百名くんとしての初めての舞台がこの作品で本当に良かった。改めて、ヒロキくんのことが好き。ありがとう。そして、これからも、よろしく。