アンダースタディ覚え書き

アンダースタディ 10日間15公演お疲れさまでした!!

 

ってもう3カ月以上経ってますけどね・・・知ってる・・・。しかも年があけようとしてるし。

 

記憶のなくならない内にできる限り残しておきたい!!って思ったのに、公演終了直後に諸々の疲れがたまったのか体調を崩し、その後はちょこちょこ別の現場もあったので余裕もなく、少しずつ書きためてこのタイミングになってしまいましたが、覚えてる限りのことをまとめたいと思います。

 

って言っても語彙も文才もないのでただの自己満メモです。そしてひろきくんが出てた場面中心です。あとセリフもそのままのところと要約、ニュアンスのところと混じってるのであしからず。

 

 

◆あらすじ

アンダースタディ…代役。

舞台作りに日々翻弄する演出家と、ミュージカル・オーディションで補欠となり、「アンダースタディ」として活動する3人の若者の物語。

演出家からの喝を受けながら、いくら努力しても出番がない不安定な日々を過ごす3人の若手俳優。
そんなある日、アクシデントが勃発してようやくステージに立てる日が!しかし、出演が決まったのは、3人のアンダーの中からたった一人…。
その采配を振る演出家と、一度は結束が固まっていたアンダーたちの心模様が、実際のステージ上で描かれていきます。

(劇場HP公演詳細より)

 

◆OP

開演前に劇場内にBGMが流れているんですが、舞台が始まる時にかかる音楽が決まっているんですね。その音楽が流れると、ボリュームが大きくなっていって、暗転し、舞台が始まるという。その時に流れている曲が、「Mister H」という曲です。

 


Inna Modja - Mister H

 

MVかな?も別のサイトで見たけど、オシャレ!で選曲にこだわりがあるのかなぁと思っていたら、はやしくんのJwebの連載(10/5付)で演出の宮川さんが「他が崩れても、はやしくんが崩れなければ大丈夫だから」って思いで選んだのだと書いてて、なるほどー!って思いました。

 

そして別の音楽がかかってステージが明るくなったと思ったら、いきなりアンダースタディの3人、シュン(はやしくん)、ダイキ(たかだくん)、コータ(ひろき)がそこにいて、踊りだします。えっ!?いきなり!?踊るの!?って初日は度肝を抜かれました。最初の立ち位置は、コータ上手、シュンセンター、ダイキ下手。剣を持って踊りながら、劇中歌を歌います。ちなみにコータの格好は、緑と紺?のボーダーのTシャツ、迷彩柄のパンツ、チェック柄の長袖シャツを腰巻にしてるもの。等身大の男の子ぽくてかわいい。

 

3人「One way」

コータ「後戻りもーせず♪ 」

3人「Two days」

ダイキ「海をめざーして♪ 」

3人「Three ○○」

シュン「跳ね除け走れ!」

3人「Ride on~♪ Ride on~♪」

3人「I am a Tiger who loves you~♪ I am a Tiger who loves you~♪」

 

最後までThreeの後がなんだったか聞きとれなかった・・・無念。

 

歌う前が多分間奏部分かな?でそこは剣を置いて、コータはバク転(下手で)、シュンとダイキはバタフライツイストみたいなのをやってたかな。この時ちらちらお腹やら背中やら見えて・・ごちそうさまでした(変態)最後のアウトロで足を高く蹴り上げるコータがカッコイイ!見惚れる!

 

◆稽古場~アンダースタディとは

劇中歌が終わって、「素晴らしい~。とても一昨日渡したとは思えない完成度!」と出てくる演出助手の南郷さん、そして他の出演者たち。主役のミラクルのバックでアンダースタディの3人が踊る、というのを試してみたよう。「たいしたことじゃない」と謙遜するダイキに、「二晩徹夜で練習したじゃんか~」と言っちゃうシュン。そんなシュンに「しー!」ってするコータ。南郷さんがミラクルに「どう?もっと出番を増やしてもいい?」と伺いを立てると、発言するために前に出てくるミラクル。「なんであの人いちいち前に出てくるの?しかも右手右足一緒!」と大きな声で指をさしながら素朴な疑問をぶつけるKYシュン。黙ってろと止めるダイキとコータ。「いいんじゃない?僕がかっこよくなるなら」とミラクルも認め、出番ができてやったーと喜ぶ3人。

 

しかしそこへ現れたのが、演出家の柿崎。「ダメだ!アンダースタディは裏方だ!」という。ここで上手に一旦はける3人。その後中央の奥から再び登場し、稽古中の様子。プロンプターとなって本役のキムラのセリフを言うコータ。しかしタイミングが遅く、怒られてしまう。この台本を持って、肩膝ついてプロンプターの役割をするコータの横顔がたまらなく綺麗なのです。その後シュンやダイキの本役の人とのやりとりがあり、柿崎「アンダーがバックといえ舞台にあがるとなれば共演者となり、本役の役者が気を遣ってしまうことになる。アンダーたるものアンダーに徹するべき」ということを説明。

 

 「それに・・・」と、柿崎が心配するのは紅一点の新人女優・ミライに熱を上げるミラクル、そんなミライが好きなのはダイキである点。もしもダイキがバックといえ共演者になってしまえば、ミライが「共演者になったね♡」とダイキに夢中になり、主役のミラクルが機嫌を損ねてしまうだろうということ。この時ダイキとミライとミラクルがその様子を芝居している後ろで、小芝居しているコータやシュン、コータの本役キムラ。南郷もそれは危惧していて、「さっき3人に踊らせた時も・・・」と、冒頭の劇中歌のダンスシーンを再現するのですが、最後のキメポーズの時に鼻を指で撫でて、へへって得意げにするコータが可愛いの。「ちょーーー」ってミライが言ったところで止めた南郷。「止めなかったら・・・」ミライ「3人の踊りかっこよかった♡」となり、「僕が主役なのに僕よりカッコよかったなんて!!うわあああああ」と癇癪を起こすミラクルに、慌てて階段の上に逃げる3人。いつだかこの時に先頭のコータが蹴躓いてしまって後が詰まっていた(笑)南郷「なんて、はらほろひれはらなことになっていたでしょう」

 

「恋愛するのが悪いと言っているのではない」と柿崎は自分がかつて俳優時代に共演した女優のキヨコと舞台中に恋仲になり、周囲にバレずに打ち上げで結婚することを発表し驚かせたことがあるという。なので「周りに迷惑をかけず、上手くやればいい」と主張。しかし、その話、相手の南郷は何やら電話をしていて聞いていない様子。とにかく「ミライくんを囲む三角関係は均衡が崩れないように気をつけます」という南郷。.

 

この時挟み込まれるアンダー3人とミライの帰宅シーン。ミライが上手に帰っていき、下手の方で3人がそれぞれバイバイしたり、会釈したり。ミライのことを思いながら見つめるダイキに、「ミライちゃんを囲むのは三角関係どころじゃないみたいだぜ」とニヤリとするコータ。「えっ」という表情をして立ち去るコータを見るダイキ。

 

「アンダーのことはさておき、ミラクルの歌はあのままじゃよくないのでは?」という南郷。このミラクルの見た目、イモトのような太眉に濃い目のチーク、舌を出してべろべろとイジリーのような動きをして、一言で言うと気持ちが悪い(笑)そして壊滅的に歌が下手(笑)「吹き替えにすればいい」と提案する柿崎。「今からミラクルに似た声のシンガーを探すのは骨ですよー!」という南郷に対し、「私がやる、もう録音してある」と柿崎が歌う劇中歌が流れ、途中から柿崎が生歌で歌う。これが上手い。柿崎を演じる今井さんの本領発揮。「さすがミュージカル俳優を目指していただけありますね。でもアンダーばかりだったんですよね」という南郷に、「それいう?」とがっかりする柿崎。アンダーしか仕事がなく、また裏方に励んでしまったためケガをしたり、本役の仕事が来た時にもアンダーのような演技をしてしまい、俳優として失敗したことを話す柿崎。しかしまた電話を受けていて、話を聞いていない南郷(笑)「また聞いてないの!?」という柿崎。ここのくだり結構セリフ噛んだり、忘れてしまったこともあったりで、ちょっと残念。

 

明日も早いので役者を帰した南郷に、「一杯どうだ?話したようでまるで伝わっていないことがいくつかあるしね!」とご機嫌にいう柿崎に、「用事があるので」と断る南郷。「さっきから立ち飲み屋のオヤジから電話があって、来てくれって。ダイキたちが酔って騒いで結構厄介らしくて。アンダーはアンダーらしくわきまえる。正しいと思います。しかし、それは本役の役者がリスペクトに値する場合に限られます。あんなにへなちょこだと、ストレスもたまるでしょうよ。酒も飲みたくなるでしょうよ!」この南郷さんのセリフがタイキたちのことを思ってくれていてとっても優しく、そして奈良さんの抑揚、言い回しが上手くて。

 

◆立ち飲み屋

下手側にビール箱を積み上げたテーブルがあって、そこで飲む3人。オヤジがお酒の入ったグラスと枝豆を持ってきて、3人がグラスを手に取り、乾杯して飲む。

シュン「まさかこうして稽古帰りにお酒を飲むようになるなんてなー!」

シュン「初めて飲みに言った時言ってましたよね、『酒なんか覚えなくて大丈夫っすよ!』」

 

3人「好きなことを仕事にするんだから、ストレスなんか感じる訳ないじゃないですかー!!!」

 

ここのセリフ、息を合わせて言ってたけど、たまに合ってない時もあった(笑)

コータ「俺も驚いたのは今日も帰り道、あれほど強がってたシュンが!」

シュン「ダイキさん今日も行きましょうよ!やってらんないっすよ!」

コータ「って言い出したこと!」

ダイキ「仕事ってこういうものなんだなって思ったよ」

シュン「仕事ってこういうもの!?何!?俺またミステイク発言しちゃった!?心配!心配!コーちゃん、コーちゃん!教えて!!」

とコータに詰め寄るシュン。

 

コータ「そうじゃなーいよ♡」

 

とシュンの両肩をさすりなだめながら優しくいうコータ。このそうじゃなーいよがツボすぎて!(ダンダンッ)

 

数年前まで高校生で一緒に遊んでいた友達はサラリーマンになり、「翌日プレゼンなんだよ」と言って遊ぶのを断ってきてしまい、ただのサラリーマンとなってしまった友人たちに俳優養成所に通っていたダイキは寂しく感じていた。しかし、

ダイキ「アンダーとはいえオーディションに受かり、仕事として演技に向き合うと」

シュン「ザクロチューハイお代わり!」

シュンちゃんザクロチューハイなんて可愛いもの飲んでるのね・・・w

ダイキ「と酒の力を必要としている」

コータ「今の状況に水を指すようで悪いが、それはアンダーだから感じるだけの話じゃないかな」

コータ「本役の役者さんたちは・・・オオツさんやミラクルさんは、今そんなストレスに悩まされていないと思う」

シュン「えっ!あんなへったくそなのに!?」

はっきり言い過ぎ(笑)

コータ「TVのバラエティ番組で偶然人気が出て、ミュージカル『薄暮の虎」の主役に担ぎあげられて、わが世の春を謳歌している」

このわが世の春って言い方が好き(マニアック)

コータ「どう考えても・・・」

ミラクル「ちきしょーもっと演技がうまくなりてーぜ!歌がうまくなりてーぜ!カプレーゼはおいしーぜ!」

この韻を踏んでる時に隣でうんうんって頷いてるコータがかわいい♡

コータ「と悩んでるとは思えない。どちらかというと」

ミライちゃんに飲みに行こうと誘うミラクルさん。

「と、女優さんにちょっかい出してるのが関の山さ!」

シュン「え!ミラクルさん、ミライちゃんのこと好きなの!?」

 

コータ「つまり、僕らがこうしてここでクダ巻くようになったのも、演技を仕事にしてるからじゃなくて、アンダースタディだからじゃないかってことさ!」

 

コータ「ダイキとシュンは友達だから言うけど、俺アンダーやるのはこれっきりだ。最初で最後にしようと思う。二度とやらない」

シュン「どうして!?」

コータ「アンダーなんて現場には出られるけど、舞台には立てない。割り切ってアルバイトしてた方が何倍マシか!ダイキもシュンも間違ってる。こんなの仕事じゃない!」

ダイキ「コータ!やめろ!」

コータ「ダイキの友達と一緒だよ。ただのサラリーマンと一緒だよ!やりたい仕事につけただなんて、まやかしだよ!!」

シュン「そんな言い方ってないだろ!ひどいよ!」

とコータに掴みかかろうとするシュンを後ろから抑え込むダイキ。

シュン「コーちゃん!ひどいよ!コーちゃん!!」

とそれでもコータに掴みかかろうとするシュンを引き離すようにコータと反対の方に投げ飛ばすダイキ。いやそれもなかなかひどいよ(笑)そして、舞台の床に突っ伏して、「うわあああああああああん」と大声で泣き出すシュン。これ初日に見た時は本当に衝撃的で。あのはやしくんとは考えられない言動の役で、こんなこともするんだ・・・って声も普段よりトーン高めだし、完全に「シュン」って子がそこに存在していました。全くはやしくんに見えなかった。

 

「すみません、すみません」と立ち飲み屋の店内の他のお客さん(エア)に謝るダイキとコータ。と、泣きやんだシュンが口を開く。

シュン「コーちゃん、ごめん。俺羨ましかっただけかもしれない。そんなにはっきり『アンダーはもうやらない』って言えちゃうコーちゃんが羨ましかっただけかもしれない」

コータ「えっ・・・」

 

シュン「俺アンダーだろうがちゃんと頑張ろうって思っててさ。何かしら次につながるだろうから頑張ろうって思っててさ。でも心の中では『これ俺がやりたいことだったっけ』って頭の中でどんどんはてなマークが大きくなっていってさ!そのもやもやを痛快に吹き飛ばすかのように『二度とやらない』なんて言えちゃうコーちゃんがカッコイイ!って思って。そう言いきれない自分が情けなくなって。それで・・・悔しくなったんだと思う。コーちゃん、ごめん」

 

このセリフ、妙に現実(Jr.であること)とリンクしててとても胸が締め付けられました。バックやメインでない仕事があって、それが次につながると思ってなんでも頑張っていて、でもクサる気持ちもあるだろうし・・・ってきっと、本人たちのに普段の活動の裏にもこういう葛藤ってあるのかなって想像してしまって。でもこの舞台に立てていること自体も「選ばれた」ことによるものであったり。複雑に絡み合ってはいるのだけど、フィクションであるはずのこの舞台に妙なリアルさを感じていました。

 

そして、謝るシュンに向かって、まだふくれっつらしたままのコータが、黙って手を♡の半分の形にして差し出す。そして、その手に合わせるようにもう半分の形を作って合わせるシュン。そして笑ってサムズアップして仲直りする2人。なんだよ、かわいいかよ(笑)

 

ダイキ「二人ともなんだか違うぞ」

ここで流れる音楽、いつも合わない気がしていた(笑)仲直りしている二人を我に返させるダイキさんの言葉が飛んできます。

ダイキ「アンダーはいやしい仕事じゃないだろ。誰かがやらなきゃいけない仕事だ。例えばトイレ掃除をみんなが断ったらどうなる?」

シュン「くさいくさい!すんげーくさい!トイレ掃除やる人いなくなるの??すんげーくさいよ、それ大変だよ!ねぇ、ダイキさん。僕トイレ近いからそれ勘弁だなぁ」

ダイキ「例えばの話!」

コータ「シュン、黙ってろ♡」

うるさいシュンちゃんを一発で黙らせるコーちゃんの黙ってろ口撃・・・!優しくって大好き!くーたまらん!(だんだんっ!

 

アンダーは俳優しかできない仕事だというダイキに、スタントみたいに専門の事務所を探せば・・・というコータ。

ダイキ「ないよ!!・・なぜだかわかるか?」

シュン「トイレ掃除を断る理由?臭いからじゃないかな!?」

コータ「シュン!だまってろ♡」

さっきよりもゆっくりに、そして左人差し指でシーっとやってから右手で指を握るように重ねて、忍者のにんにんというポーズのようにしてそのまま手を下におろして脇をしめるコータとそれを真似するシュン。親子か・・・(笑)

そして続けるダイキ。アンダースタディは主役が降板した時に舞台に立たなければならない、俳優でないと務まらない仕事なんだ。友達のようなサラリーマンだって会社にとって歯車のひとつとして必要なんだ。サラリーマンも、トイレ掃除も、そしてアンダーも、いなくてはならない存在なんだ。俺はアンダースタディの仕事に誇りを持っている!と語るダイキ。

 

と、ダイキの話を聞きながら一人お酒を飲んでいたコータの表情がだんだん曇っていき、ダイキの話を遮るかのように、ダン!!!と手にしていたグラスをテーブルに叩きつけます。

コータ「じゃあどうやって気持ちの整理をつけるんだよ!!」

コータ「いなきゃいけない立場なのはわかる。サラリーマンはプレゼンから契約につながる。トイレ掃除は綺麗になって利用者に喜ばれる。だけど、アンダーはどれだけ努力しても報われないんだぞ!万が一の時にしか出番がないんだぞ!!そのための努力を続ける精神状態をどうやって維持する?ダイキは呪ってるのか?オオツさんが事故にあって降りることになればいいって祈ってるのか?」

ダイキ「そんなことしてねぇよ」

コータ「それが舞台に立つという努力?さもしいにもほどがあるだろうが!!」

ダイキ「してねぇつってんだろうが!!」

とキレたダイキがコータの胸ぐらをつかむもんだから、コータのTシャツ日に日にヨッレヨレ(笑)

コータ「何度でも言ってやるよ!主役がケガするのを祈ってるだけの役者気取りのくせに!!」

激しく罵倒するコータに殴りかかるダイキ。白熱した二人の演技に圧倒されました・・・Tシャツは心配だったけど・・・(笑)

 

シュン「やめて!ちょっと二人ともやめて!私のことで男の人が喧嘩するのはもうまっぴらよ!」

と割って入って手をくるくるさせたり、床に寝ころがってオネエのポーズしたり、して止めるシュンちゃん。我に返りながらも、怒りが収まらないコーちゃんはシュンちゃんのお尻を蹴り飛ばす(笑)

シュン「喧嘩の仲裁に効果てきめーん!」(お尻ペンペン)

なんて脱力キャラ(笑)

収まったダイキとコータはお店の中の他のお客さんに「すみません」と謝ります。そしてお店のオヤジがこっちを睨んでいることに気が付き、

シュン「割れたグラスは弁償しますから!」

えっ?とシュンの方を見るダイキとコータ。

シュン「・・・誰かが・・・きっと・・・かもね」

と怒りだすオヤジ(笑)

コータ「やべー!ちょー怒ってるよ!」

ダイキ「お詫びのしるしに、ゴメンネダンスを踊ります!」

 

流れる軽快なイントロ♪

3人「ごーめんなさいねー♪ 喧嘩をする気はなかったけどー ついついあつーくなっちゃたーあー だけど許して ごめんな さ・い・ね♪」

 

このゴメンネダンスが可愛いし、絶対謝ってないよね??ってレベルでふざけてる(笑)でもかわいい(結局)

 

南郷「何やってんだお前ら!!」

オヤジから連絡を受けて駆けつけた南郷さんが登場し、ピシっとなる3人。

南郷「酒飲んで騒いで喧嘩して、歌って踊って海賊にでもなったつもりか!」

シュン「お言葉ですが!海じゃないから海賊っておかしいと思います!」

と人差し指を立ててどや顔するシュンちゃん。その指を折るように倒す南郷さん。

シュン「(倒されて)パキッ!いったーい」

いつもやってんだろうねこれね、と思わせるシュンちゃんの持ちネタ(笑)

 

バックダンサーだって板の上に立った方が役者は成長すると思うのに、柿崎先生には「アンダーは裏方だ」ってばっさり切って捨てられた。飲んで発散したい気持ちもわかるが、少しは大人になれ。アンダーが問題を起こして降板だなんて洒落にならん。アンダーのアンダーはいないんだぞ。と3人を叱る南郷さん。

 

シュン「てかチクらなくても直接言ってくれてもよさそうなものじゃないの!」

と店のオヤジに再び火をつけるシュン。余計なことを(笑)ダイキとコータが慌てててとめて、「すみませんでした!!」と謝る。コータ「ごちそうさまでした!」シュン「ギャラ出たら払います!」えええっとなるオヤジ。そりゃ騒いで暴れてグラス割った上に飲み代すら払わないなんて酷すぎるわ(笑)

 

明日も稽古だから・・・と店を出て、そそくさと帰ろうとする3人の前に上手から現れる一人の女性が。

3人「恩田マネージャー!?」

恩田「ギリギリ」

シュン「怒ってるらしき歯ギシリの音が聞こえる!」

と3人ムカデのように連なって後ずさりするのかわいい(笑)南郷さんから連絡をもらって駆けつけた恩田さん。「複雑な立場ですからね。通過点です。アンダースタディの立場をすんなり受け入れるような負け犬根性の役者では大成できませんしね。想定内のことですから、あんまり叱らないでやってくださいね」という南郷さん。なんて優しい人なんだ(´;ω;`)

 

そして南郷さんが去り、恩田さんからの事情聴取(笑)が始まります。

恩田「アンダーつらいの?いやになっちゃったの??」

並んで、黙ってうつむいたままの3人。

恩田「・・・答えづらい質問か」

3人「はいー!」

と指を立てて恩田さんの方に向かって一歩にじりよる3人。

恩田「それは即答!?」

すっと元に戻る3人(笑)

恩田「じゃあこれなら答えられるかな?全員目をつむって」

シュン「まさか恩田さん、僕の唇の奪おうって言うんじゃ!?」

恩田「ちげーよ、ばーか!!言われたとおりにしろ!」

シュンちゃんの天然?おふざけ?に怒る恩田さん(笑)隣のコータにシッて感じで「シュッ!」て言われ、「シュッ!てなんだよ?」と「シュッ!」とコータの耳元にやるシュンに、シュッすんなよ~って感じでキャッとなるコータ。そんな二人をじっと恩田さんが睨むので、あっやべと襟を正すシュンとコータ(笑)

 

恩田「アンダーが想像以上につらいなぁって感じてる者、ハミング」

目をつむりながら、えーっと・・・と迷ってる中、真っ先にハミングをするダイキ。合わせるように「んー♪」とハミングしだす3人。しまいにハモる(笑)

恩田「誰もハモれとは言ってない」

恩田「できることならもうやりたくないなぁと思っている者、その場でターン」

と、おそるおそるターンしようとするコータとダイキに、「どっち回りですか!?」と聞いてしまうシュン(笑)「目あいてるし!」「ターンする気満々だってバレバレじゃないか!」というダイキとコータに、「二人ともターンしてたね!?」とにやにやするシュン。

恩田「シュン!お前はおバカさんなんだから。私が『目を開けてもいいですよ』というまで絶対にあけるんじゃありません!いいね?」

シュン「わかりました!目を開けてもいいですよ!目を開けてもいいですよ!」

恩田「復唱するな!君は言われる側だ!このおたんこ!」

シュン「おたんこってなんですか??」

恩田「なんでもねーよ!」

シュン「やれやれ!」

といって両手を掌上にしてポーズするシュン。やれやれはこっちだよ!!って言いたくなるこのうざさ、天才的すぎる(笑)

 

恩田「アンダーと本役とこうも違うのかと現実をつきつけられて正直テンションあがらなくて困ってるって者、ツーステップ」

恩田「泣きたい者、パドブレ

恩田「悔しい者、ウィッチアウェイからのストップアンドゴー!」

恩田「だけど頑張る者!スキーターラビット!」

恩田「これをバネにする自信のある者!ブルックリン!」

恩田「ランニングマン!そしてシャウトー!」

3人「ふぉおおおおお!!!」

このあとも繰り返しじゃないけど、指示されたとおりのステップを続けていって、「パードブレッ♪」とか「ハッハッ」って言いながら踊る。感情をぶつけながら踊るこのシーンがとってもかっこよくってね。よくぞこのシーンを入れてくれた!って思う。ジュニアっていうバックグラウンドありきだよねぇ。高田くんは大変だったと思うけど(笑)

そして最後に再びシャウトして、テンションあがって床とかバックとか叩いたりしてるコータ(笑)他の2人も暴れてたと思うけど、それを遮るように、

「うるさーーーーい!!!ですよーーー!!!!」

とカットインしてきたのは、飲み屋のオヤジ。はっ、ここ店先だった!!と思いだすのです(笑)「勘弁してよー!」と怒るオヤジに、「申し訳ありませんでした~~~」と謝る恩田さん。しかしその背中を見届けた後「ひひっ」と笑ってコータたちの方を見る。

恩田「目ぇあけてよし」

スッキリした顔で目をあけるダイキとコータ。

シュン「目ぇあけてよし??目を開けてもいいですよ、ではない。これは罠だ!あけてたまるか!」

なぜそうなる(笑)そして、一人目を瞑ったままどや顔のシュンちゃん。

ダイキたちの気持ちは理解したけど、悩み事は考えれば考えるほどダメな方向に向いてしまうから考えない方がいい、稽古に集中しなさい、という恩田さん。

恩田「今日のことはあとで南郷さんに謝っておくから、気持ちを切り替えなさい。明日の朝になれば必ず・・・」

4人「よーし、稽古がんばろう!」

恩田「って気持ちになってるって」

このがんばろう!のポーズが3人とも違ってて、コータは親指と人差し指で輪っかを作って、左手は右頬の横、右手は真っすぐ横に腕を伸ばして、右足は膝を曲げてあげて片足立ち。かわいい。

 

恩田「恩田さや事務所をしょって立つんでしょ?そう言ってたよね、コータ?」

コータ「さやさん覚えてるんですか??」

恩田「あたりまえじゃない。女は男が言ったことを忘れないものよ♡」

とコータの肩に腕を載せる恩田さん。

コータ「顔近っ・・・(笑)」

ここのやりとり、コータはまんざらでもなさそうな感じ(=恩田さんをひとりの女性として扱ってる)なのに、シュンちゃんは嫌そうな顔をしてるのが本当に失礼だなと思いました(笑)あと、千秋楽の時にコータの反応に「かわいい」って言っちゃった恩田さん!それわたしの心の声!(笑)

 

「俺がしっかりしなきゃいけないのに」というダイキに、「ダイキはリーダーシップをとれるタイプじゃないのよ」みたいな話をする恩田さん。この辺りから目をつむったままのシュンちゃんが徘徊し始め、それに気付いたコータがシュンを羽交い絞めにして恩田さんの方に押し出す。「どうしたの?」となる恩田さんとダイキ。

シュン「恩田さん!目ぇあけてよしじゃなくて目を開けてもいいですよって言って下さいよ!じゃないと開けちゃいけないんでしょ!?」

お前は馬鹿か・・・と呆れるダイキと、「目を開けてもいいですよ」と仕方なさそうにいう恩田さん。「やったー!」と喜びながら、「しばらく見ない内に大きくなりました??」とダイキをおちょくりながら、「さぁかえろー!家帰って台本読もうっと」とマイペースなシュンちゃん。上手に立ちさるシュンに、「失礼します!」ときちんとお辞儀して去るダイキとコータ。そのハケ際、背後からコータをギュッと引きとめておもむろに質問するダイキ。

ダイキ「ミライちゃんを囲むのは三角関係じゃないってどういうこと??」

コータ「シュンも彼女のことが好きらしい」

とにやっと笑うコータ。えっとなるダイキ。そして、そのまま立ち去る二人。

 

そして、その様子を遠くから見ていた恩田さんは「なるほど・・・南郷さんが電話をかけてきたのはそういうことか」と察します。ここから、舞台の高いところを使って、該当の4人が順に出てきて四角形になるように立ち、四角関係を表現し、恩田さんが説明をします。ダイキなら主役のミラクルさんがミライのことを好きと知って身を引くことができるだろうけど、問題はKYのシュンが「プライベートのことだしー!」と構わずアタックするだろうこと。ここのポイントは、シュンの「ミライちゃん、好き好きー!大好きー!」と恩田さんの「~となるのが関の山」のくだり。結論としては、問題はミライって子が舞台のことを考えて誰も選ばなければいいけど、もし空気を読めないと・・・と。

 

◆銭湯の前

マンションのお風呂が工事中で銭湯にきたダイキが銭湯の前で、偶然同じマンションに住んでいるミライと鉢合わせます。本役の人たちとはノリソリが合わなくて、ダイキたちと仲良くしたかったというミライ。俺たちアンダーだし・・・というダイキに、実は稽古の直前に受かったという連絡が来て、きっと自分はセカンドベストだったんだ、きっと本来自分もアンダーだったんじゃないかというミライ。そんなミライに、「だから俺たちと仲良くしたいって言うの?おかしくない?通知が遅いからアンダーと同じレベルだって、俺たちだって次はアンダーじゃないかもしれないのに!」と怒るダイキ。えっ、アンダーだから仲良くするのは・・って最初に言ったの自分じゃん??ってなんか矛盾を感じましたけど(苦笑)そして怒ってそっぽをむくダイキの顔を覗きこむようにして、「ごめんなさい」というミライ。「いや・・こっちこそ」とすぐに折れるダイキに「閉まっちゃうよ!行こう!」と銭湯に向かうミライ。なんだこれ、カップルのただの仲直りじゃないか(笑)

 

◆柿崎と恩田

ダイキたちの様子から柿崎がアンダーにつらくあたっているのではと心配した恩田は直接柿崎に伺いにいきます。って柿崎も言うけど、なかなか失礼(笑)からの回顧シーンへ。

 

◆アンダーの通知

「不合格だけど合格」と言われる3人。この時に柿崎が「キョトンとした顔をしていた」とセリフで言っていたけど、表情としてはキョトンではなかったと思うのが気になった。アンダーについての説明を受けて、「芝居を作り上げても舞台に立てないなんて、自分が掘った穴に入れられて殺されるみたいなものじゃないですか!」と声を荒げるダイキ。台の上で黒ずくめの男たちが穴を掘ったり、銃で撃たれたり、実演している。「仕事を受けるかはあなたたち次第」という恩田に、「まず出られないと思ってほしいが、稽古場で思いっきり演技ができるし、他の舞台へとつながる可能性もある。やってみないか?」と続ける柿崎。その話を聞いて、乗り気になるコータとシュン。しかし、ひとり躊躇するダイキ。

ダイキ「予想される注意点にはどんなことが?」

シュン「も~。石橋を叩きまくって手が腫れあがらないと渡らない人なんだから!」

と、ダイキに近づいて人差し指をパキッと折られるシュン。

シュン「パキッ!いったーい!」

そしてコータの方を向くと、指を立てて直してあげるコータ。

シュン「治ったー!」

なんなん(笑)うざかわいい(笑)

アンダーである条件として、柿崎は「妬まないこと」を挙げます。本役の役者よりも自分の方ができるじゃないかという気持ちは持たないこと、自分の方がふさわしいんじゃないかと思わないこと、と。

恩田「自分たちで考えなさい。ただし、やらないなら他を当たるから返事は早めに・・・」

ダイキ「やります!」

「どうしたんだよ急に!?」というシュンとコータに、

ダイキ「やらない後悔よりやった後悔、逃げる後悔より立ち向かう後悔!俺は、やらせてください!」

と一人言い切るダイキに、慌てて続くふたり。

シュン「シュンちゃんも!」

コータ「コータです!よろしくお願いします!」

と柿崎に握手を求めるコータ。

 

そしてアンダースタディになることを決意した3人は円陣を組みます。

ダイキ「何があっても!」

3人「ガタガタ言わない!」

コータ「絶対妬まない!」

3人「ガタガタ言わない!」

シュン「椅子が壊れても!」

3人「ガタガタ言わない!」

「いやいやいや・・・」「椅子が壊れたらガタガタ言うでしょ」とつっこむダイキとコータ(笑)

 

◆なぜアンダーに厳しく接するのか

南郷も柿崎が必要以上にアンダーの3人につらくあたっているように見えると訴えます。すると、柿崎は自分が過去にアンダーであった時に、優しくされてしまったことによりすんなりアンダーを受け入れ、裏方意識がついてしまい、折角本役として合格した時にも味気ない演技になって、更に元妻から指摘されるまで気がつかなかったことがあったと話す。しかしまた電話をしていて聞いていない南郷さん(笑)「また聞いてないの??これじゃまるで独り言大好きおじさんじゃないか!」と怒る柿崎さんちょっとかわいい(笑)そして「トラブルが・・・主役のミラクルがケガをしたそうです。大したことないようですが、ちょっと行ってきます」と去る南郷。ひとりになって、「私はアンダーを殺しているのか?」と自問自答する柿崎。黒ずくめの男が現れ、自分で自分の頭部に銃口を向けます。この時にステージが暗くなって、布をそれぞれ持った3人が布の後ろに隠れた状態でステージに現れ、そのまま次のシーンに入る時に設置された箱の上に寝そべります。

 

◆ベッドシーン(笑)

翌朝目を覚ましたアンダー3人のそれぞれの葛藤のシーン。下手コータ、センターダイキ、上手シュンの順に。三者三様の寝間着姿が見られる美味しさ!きゃっほう!コータは紺と白だったかな?のチェックのパジャマ。そして素足!バンザイ!目を覚まして上半身を起こした状態で、一人つぶやきます。

コータ「『おはよ、コータ』「おはよ」『今日の気分は?』「酒を飲んですっきりしたかと思ったけど、そうでもない」『稽古頑張れそう?』「大丈夫。・・のはず!」」

ってかわいいいいいいいいいいかわいいかよおおおおおおお(涙)

コーちゃん何かあるとこうやって一人芝居してるの??かわいいね???

コータ「やばい、テンションあがらない・・・」

と苦い顔をしながら立ちあがるコータ。

コータ「恩田マネージャーが、気持ちを切り替えなさい!明日の朝になれば必ず」

コータ&恩田「『よーし、稽古がんばろう!』(あのポーズで)」

恩田「って気持ちになるって!」

ここで一瞬カットインしてくる恩田さん、まさかの寝間着姿(笑)

コータ「って言ってたけど、そうでもないや。気持ちを整理してみよう!」

と、ステージの中央に出ていって、胸を張って立つコータ。

 

以下天の声と表記してますが、声はひろきくんです。ひとり芝居かわいい・・・。

天の声「稽古に行きたくない?」

コータ「それほど病んではいない!」

天の声「アンダースタディは今回だけと決めたことでスッキリしている?」

コータ「それはそうですね。なんだかスッキリして心の霧が晴れた!」

天の声「では、今のコータくんのテンションを下げている理由は何?」

コータ「それは・・・やっぱりダイキたちに言わなくてもいいことを言ったこと」

天の声「それは何ですか?」

コータ「アンダーは今回限りと考えてるってこと。後悔してる」

天の声「後悔?どうして?」

コータ「終わってから言えば良かった。現段階でもそう考えてるってことは、ダイキやシュンとは志の高さが違うというアピールをしてしまったようで・・・友達に申し訳ない」

天の声「でもそれは友達関係における悩みであって、稽古に前向きになれない理由としてはふさわしくありませんよね?」

コータ「そうだ!」

とハッとするコータ。

コータ「恋愛で♪勉強が♪手につかなーい♪受験生じゃあるまーいしー♪」

と歌いながら手を指揮のようにするコータ。そして美声・・・!

コータ「かちりと切り替えようっと!」

と両手でポンとスイッチを切り替えるような仕草をして、「今日も稽古がんばろーっと!」と袖にはける。あぁすべてが可愛いこのシーン・・・。

 

このあとのダイキは甚平、シュンはユニコーンの着ぐるみ。それに合わせての恩田さんは浴衣とヒョウ柄のセットアップ(笑)ダイキは恩田さんに「自己犠牲が強いだけ」と言われたことを悩む。また、ミライのことについても悩む。天使と悪魔の声(どちらも高田くんの声)に翻弄されながら、「うーん、うーん」と悩んでばかりいて優柔不断なので、天使と悪魔にも呆れられるダイキ。一方のシュンはミライのことだけを悩む?能天気さ(笑)「あの子のことはお忘れなさいな~♪ やなこった!さぁ稽古行かなきゃ!」て具合に軽い(笑)

 

◆ミラクルが降板!?

稽古を休んだミラクル。どうも足が動きづらいらしく精密検査を受けるという・・・それも南郷が聞いた話によれば、突然裏方の仕事を手伝うと言い出し、平台を足の上に落としてしまったのだという。その話を聞いて、思い当たる節があった柿崎は表情が凍る。

 

ここで回顧シーン。ミラクルに向かって、ダイキたちにつらく当たるのはやめてほしいという柿崎。自分がダイキたちに厳しくしているのは彼らの成長のためだが、ミラクルが威張るは別の話だと説明する。また、主役のミラクルにも成長してほしいから、裏方の仕事も手伝ったらどうだ?と提案する。渋るミラクルに怒鳴り、アンダーの気持ちが少しはわかるようになるはずだと説得する柿崎に、わかったよ!これでも昔は平台かついでたんだ!と了承するミラクル。このやりとりの時のミラクルが本当に苛々気持ち悪くて、演じてる役者さんすごい(笑)結局、自分がミラクルに余計なことを言ったことによって、ケガをさせてしまったことに責任を感じる柿崎であった・・・。

 

稽古場。ミラクルの代わりにシュンが入り、稽古にいそしむ面々。コータは上手の端で肩ひざをついて座り、台本を手に稽古の様子をじっと見つめている。この横顔が綺麗(うっとり)この闘い?のシーンでのシュンの声のトーンが普段お芝居をしている時のはやしくんの声のトーンで、あ!はやしくんだ!ってやっと思えた。それくらい普段のシュンを演じている時の声のトーンはまるではやしくんとは別人ですごいなぁって思いました。

 

「セリフ完璧じゃん」「すごいじゃん」とシュンを褒め称えるダイキとコータに対し、「シュンのセリフのテンポがミラクルと違うからやりにくいんだよね~」「ミラクルが戻ってきてからやろうよ~」と愚痴るキムラとオオツ。「私はやりやすかったな」とフォローしてくれるミライににんまりするシュン。じゃあ稽古はここまでにして相互理解のために2分間スピーチをやろうと言い出す柿崎。指名されるダイキをヒューヒューとからかいながら階段をのぼって台の上に腰かけるシュンとコータ。テーマは「夏休みの思い出」。ダイキが話したのは故郷の花火について。花火は努力して準備しても、一瞬で終わってしまって後に何も残らない。芝居も同じ。それが大好きだというダイキ。秘密の特等席でいつも見ていて、ここ数年行くことができていないので舞台が終わったら行きたいな・・・好きな人と一緒に、とミライのことを見るダイキ。「しぇえええ」と興奮するミライ。なんだよもうできてんじゃないかよ(笑)このスピーチ中のやりとりで、キムラやオオツとアンダーたちの距離も少し縮まったよう。

 

そして、何やらひそひそと会話をする柿崎と南郷。

柿崎「役者のみんな、聞いてくれ」

南郷「ミラクルの降板が決まった」

えっ!?と顔を見合わせる一同。

南郷「打撲じゃなく骨折だったらしい。シュン!」

呼ばれて一番奥にいたシュンが前に出てくる。

南郷「お前が舞台に立つんだ」

シュン「えっ・・・」

驚き言葉にならないシュン。

ダイキ「やったなぁ、シュン!」

と喜ぶダイキとコータ。

柿崎「シュン!すべてのステージの主役が君に決まった。君は救世主であると共に出遅れて参加する共演者でもある。一層の努力が必要だ。がんばれ!」

シュン「はい!!」

そして、ミラクルは自分の意思もあって降板したので、気にせず喜べという柿崎に、喜びを爆発させるシュン。そして、「良かったなぁ!」「がんばれよ!」と自分のことのように喜び、応援するダイキとコータ。この後柿崎と恩田が会話してる後ろでわちゃわちゃみんなでハイタッチしたりなんだりしてるのが可愛かった♡

 

◆ぎくしゃくする3人

ここからアップテンポな音楽に合わせて、次々とセリフを繰り出すシーン。ここひとつでも乗り遅れたら全部ダメになりそうなくらい難しい場面なのだけど、見てた限りひとつもとちることがなかったのですごいなぁと思いました。

 

ミラクルの入院先でのシーン。ミラクルと柿崎のセリフのやりとりに合わせて3人が台の上にのぼっていって、ポーズをとる。「とてもいい感じで!」コータはダブルピースでおでこにあてて、足を前後に開いたり、してたかな。

 

稽古終わり、アンダーの3人がお腹すいたなぁって感じでお腹をさすったりしている。オオツとキムラがミライにご飯に行こうと誘うと、ミライはシュンも一緒にという。そしてシュンに声をかけると、シュンはダイキさんとコーちゃんも一緒に!という。だが「あいつらはアンダーだし、そんなに大人数入れるお店ないから」とダイキとコータたち抜きで行く。「えええええ」っとなるダイキとコータ。

 

衣装のやりとりのところだったかな?後ろの台の上で雑巾がけをして、階段をおりてきてサザエさん状態でぴっぴっと行進してはけていくコータとダイキが正しく高仲田でした。

 

コータは出てこないけどお気に入りのやりとりが

恩田「平台さん平台さん、ミラクルの足に落ちてくれてありがとう!」

南郷「平台を拝む儀式、いい加減やめろー!」

恩田「だってー、嬉しいんですものー!」

恩田さんはすべてにおいて面白かった(笑)あとここの流れの中で、恩田さんが元女優で恩田と言うのはその芸名で、旧姓はカトウキヨコということがわかる。

南郷「キヨコ・・・どっかで聞いたことあるような・・・」

あーーー!!!

 

ダンスのシーンでキムラとオオツにダメだしするシュン。あいつになんか言ってやってよーとキムラはコータとダイキに助けを請うが、「僕たちアンダーなんでよくわかりません!」と仲良くポーズをとるダイキたち。かわいい。ここのダンスシーンは手を引っ張りあったり、3人のフォーメーションがとても素晴らしかった。ごちそうさまでした。

 

再び稽古後のご飯のシーン。キムラとオオツに誘われて、「えーっと」と濁すシュンとその様子を見てるダイキとコータ。「たまにはアンダーのひとたちと飲みに行ってもいいですか?」というシュン。「くーーーー」と喜ぶ二人だが、「アンダーなんかと飲んだって意味ないじゃん!行こうぜ!」とやはり置いていかれる。「そんなーーー」と両腕を肘曲げた状態で肘を左右に開いて、右と左順に動く。説明しづらい(笑)

 

結局二人で飲みに行く二人。

コータ「最初は素直に喜んでたんだよ」

ダイキ「そりゃそうだよ、だって素直に嬉しいじゃないか!」

コータ「なのに、あいつのあの態度!あんなに変わるだなんて」

ダイキ「シュンは変わってないよ」

コータ「変わったじゃないか。俺たちを見下してる!」

この時台の上にシュンがいて、二人のことを見下ろしてるんですよね。細かい(笑)

ダイキ「変わってないって。コータが変わってるだけじゃないか?」

コータ「なんだと?」

ダイキ「やるってのか??」

オヤジ「やめてーーーーー!!!!」

割って入ろうとする立ち飲み屋のオヤジ(笑)

2人「ごーめんなさいーねー♪」

と突然踊りだすダイキとコータ。

オヤジ「またそれー??」

2人「さぁご一緒に♪」

と両手を差し出すダイキとコータにリズム感のない歌とダンスをするオヤジ。袖にはけながらオヤジを指さして、「センスねーなー!」と口の悪いコータ(笑)

 

私の事務所のためにミラクルを降板に追いやってくれたの?という恩田。そんなわけないだろという柿崎に、「てっきり私はあなたがやり直したいと思っているのかと」と確信に触れる恩田。やはり元夫婦だったのね・・・!「今日も勝負下着、昨日も勝負下着、いつ呼び出されてもいいようにしてたのに・・・!」という恩田に、「キヨコ・・・」と顔を近づける柿崎。その時うっかりその場面に遭遇してしまったコータ(笑)

柿崎「あっ」

コータ「あっ」

柿崎恩田「えっ」

コータ「えっ」

気まずい(笑)

恩田「目薬さしてー」

柿崎「はーい」

恩田「ありがとう!」

と近寄ってたことを誤魔化す二人。

コータ「なんじゃそりゃー!」

 

稽古終わり、ミライを誘うシュン。適当にあしらって断るミライ。その様子を見ていたダイキは、主役にはなったけど女優さんを個人的に誘うのはどうかと思うよとくぎを指す。来週が本番なんだからと注意するダイキに、わかったごめんと謝り去るシュン。

その様子を見ていたコータはダイキに話しかける。

コータ「ダイキ、お前は間違ってない。正しいことを言っている。だが少しだけ考えてみてくれ。自分が彼女を好きでなくても同じことを言うか?」

ダイキ「えっ・・・」

と言葉につまるダイキ。

コータ「口ごもるか。人間らしいところもあるんだね!」

ダイキ「シュンのことを思って、公演の成功を考えてアドバイスしただけだ!」

コータ「俺の知ってるダイキは、自分のやきもちかもしれないって思っただけで言うのをやめる男だ。前から気に食わなかったんだよ、お前のそういうところ。人間らしいところもあったんだな。よっぽど好きなんだな、彼女のことが~!!」

とダイキの頭をくしゃくしゃっと撫でまわす楽しそうなコータ。かわいい(笑)

 

ここでダイキコータ、シュンミライのペアで踊るんだったかな?ここでアップテンポの音楽の中でのリズムにのってのセリフは終了。

 

本番の前日、シュンに「及第点はクリアーしているが、しいていえばミラクルのように主役らしさを出すように」と最後のダメ出しをする柿崎。「役者に課題を与え続けるのが仕事だから言ったまでだ、気にするな」とフォローする南郷。本当に南郷さんは優しいひとだ・・(ほろり)稽古場の掃除をするダイキとコータに、僕にも手伝わせて!と無理やり手伝おうとして、払いのけられたり、舌うちされたりするシュン。コータの舌うちに興奮した。「わかってくれよ、シュンに掃除させたら俺たちが叱られるんだよ」と諭すコータ。「なら終わったら飲みに行こう!ギャラもあがるみたいだから、ご馳走させてよ!」というシュン。「待ってるから……」と立ち去るシュン。

 

黙々と掃除を続けるダイキに母から電話がかかってくる。そのやりとりの中で、「好きな人?…いるよ」というダイキにたまたまやってきたミライは自分?自分?と「しぇえええ」と興奮する。しぇえええってなんなの(笑)完全に二人の世界に、「お疲れ様ー」と忘れ去られたコータがカットインする。お疲れ様(笑)

 

立ち飲み屋で先に飲んでいるシュン飲んで元に不機嫌そうなダイキとコータがやってくる。

コータ「ジンジャエール

ダイキ「俺も」

シュン「飲まないの!?」

コータ「飲むと余計なこと言いそうだし」

シュン「いいじゃん」

コータ「お前は主役だろ」

シュン「そういうのやめてよ!区別するのやめてよ!なんで僕らの関係まで変わるんだ!」

いやいや何言ってんの…と冗談でしょって感じで笑みを浮かべるコータたちに、続けるシュン。

シュン「毎日毎日苦しいんだ。ねぇ、ダイキさん、どうやったら上手くできるかな?コーちゃん、俺どうやったら上手にできる?」

ダイキ「何言ってるんだ」

シュン「ダイキさんもコーちゃんも妙に冷たくなったしさ…こうして飲みに誘っても断られて、まるで僕を避けてるみたいだ!」

シュンちゃん(涙)

シュン「一人で悩んで、主役になんかなるんじゃなかったって考えてたのに…」

コータ「じゃあ降りれば!?今からでも遅くない」

「主役になんか…」という言葉に黙っていられなくなるコータ。その思いがけない言葉に絶句するシュン。

ダイキ「悩んで辛いならやめてしまえばいい!」

とダイキも続けます。

 

おもむろにステージの前方に立ち、構えるダイキ。

ダイキ「広がる荒野をまたにかけ」

と、コータも加わります。

 

勇猛果敢にときを超え
手事のように長い柄
一振りの薙刀だけで世界を繋ぐ
天上天下 唯我独尊
もたらす福音に民は打ち震え
もたらす光明が安息の地をつくる

虎をなぎはらいしその技は
長さ五寸に祈りをこめる
白雲石のようで苦灰石にあらず
琥珀のようで辰砂にあらず
ただの一つの虎の牙 一撃必殺の風になれ
細工は流流 仕上げを御覧じろ
覚悟はいいか せいや!

 

二人が言い挙げたのはクライマックスのシュンのセリフでした。呆気にとられるシュン。

コータ「辛いならやめちまいな!俺が代わりに舞台に立つ!」

シュン「えっ…」

ダイキ「俺たちは今やシュンのアンダースタディでもあるんだ」

シュンとキムラ、シュンとオオツの二人分のアンダーとして、シュンが主役に決まった時からセリフを覚えて、ほとんど寝ていないというダイキとコータ。

コータ「今だって酒なんて飲んだらぶっ倒れちまいそうだからジンジャエールにしたんだ」

シュン「そうだったんだ…」

と誤解が解け、また二人がアンダーとしていてくれることにシュンは安心し、晴れやかな顔で、「なんだか元気が出た」と言います。その様子を見たダイキとコータは手でハートを作ってから、そっと立ち去ります。なんでハート(笑)

 

◆ダイキの切ない恋

銭湯の前で会うダイキとミライ。ミライは好きな人の話をします。名前は出さないものの、それはダイキのことで…ミライはその思いの丈を伝えます。しかし、ダイキはあえて、舞台に集中した方がいい、やめた方がいいと答えてしまいます。

 

そして、舞台初日。順調に進んでいたけれども、クライマックスシーンの直前、急にシュンがダイキに泣きつきます。柿崎さんにダメ出しされたシーンを前にダイキに代わってくれと訴えます。「甘ったれるな!!」と殴りかかろうとするコータ。主役の顔は殴っちゃダメ!(笑)するとダイキは「いいことを教えてやる、俺ミライちゃんに振られたんだ!」とミライちゃんはシュンのことを好きで、初日が終わったら誘われるのを待ってると嘘をつきます。単純なシュンは喜び、頑張る!と再び舞台に向かい、初日の公演は無事幕を降ろしました。

 

無事初日を終えたシュンを温かく迎えるダイキとコータ。シュンはミライに明日夜公演だけだから、昼間デートしない?と誘います。ミライはダイキの方を見ながら、OKの返事をします。これでよかったんだ…と諦めるダイキに「バーカ!」と言葉を投げるコータ。コータの優しいバーカがしみる( ;  ; )

 

◆アンダーを終えて

そして舞台はあっという間に千秋楽を迎えます。実はミラクルのケガは嘘で、もう役者をやめる!というわがままなミラクルに怒り心頭の柿崎ということもありつつ、柿崎と恩田も元サヤに収まります。

 

そして、下手の通路を駆け下りてステージにあがり、どこかを目指す3人…。ダイキに案内されてきた場所は、ダイキの故郷のとっておきの花火を見る場所。そうか、3人で見にきたんだね…とほろっとさせられます。それにしても花火を見てる時のコータのリア恋具合よ…!バーチャルデートを楽しみました。ありがとうございました。

 

からの、暗転した舞台で響く3人の声。いつのまにかなくなっている立ち飲み屋…という描写から、あれから数年が経ったことを思わせます。「あれやっちゃう??」と舞台が明るくなり、あの日バックダンサーとして振りをつけて却下された踊りをフルコーラスで3人が歌い踊り、アンダースタディという舞台は終わりを迎えます。

 

 

てなことで、やっと書き上げたー!!!だんだん雑になってきたのは申し訳ない(笑)でも、どうしても残しておきたった。2016年の一番幸せだった10日間を。細かいレポはツイッターにあげていたけど、これでいつでも思い出せる、はず(笑)

 

Jr.というバックグラウンドと重なる部分があって胸が痛い部分もあったけど、でも、だからこそ明るい未来を思わせる終わり方だったので救われました。アンダーのその後、3人がどうなったのかはわからないけど、これから先の本当の3人の未来も輝けるものであるはず…そう思わせてくれました。この作品に出会えてよかった。本当に、ありがとうございました!!