2007年7月クールドラマ感想

前クールの時に「ドラマを見るテンションが下がってる」と書いたんですが、実を言うと4月クールは時間がなくて見たくても見られない状態だったという訳であって、その反動で7月クールは結構な本数を見てしまいました。

なので珍しく?初回ではなく終わった段階での感想をさらっと。

日9「パパとムスメの7日間」★★★★★

事故をきっかけに父娘の体が入れ替わってしまう話。原作は読んでません。“入れ替わり”は幾度となく扱われてきた題材だし特に目新しい点もないなぁと思っていたんですが、いざ見てみたら、これが物凄く面白かった!完全なるダークホースでした。何がいいって、やはり舘ひろしの女子高生っぷり。舘ひろし=ダンディというイメージしかなかったあたしには相当の衝撃でしたよ(笑)それくらい弾けてたし、新境地を開いたのではないかと。ガッキーとW主演?なんだろうけど、ガッキーは完全に喰われてたよ。全7話であっという間に終わってしまったのは惜しかった。でもだからこそ濃縮して楽しかったのかも?爽快感のあるドラマでした。

月9「ファースト・キス」★★★

ヒロインが心臓に爆弾抱えてる割には明るく軽いテイスト・・・言い換えるならば“中身が無い”ドラマだったかな。どう見ても井上真央が病人には見えないところが苦しかったか・・・。でもサダヲ&ひとりコンビは割と良かった。なんか結局無難に終わってしまって、特筆する点もなく。あと伊藤英明松雪泰子の組み合わせはどうしても救命病棟のイメージがかぶる。女医役だし。

火9「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」★★★

原作は読んでません。初見だけで言えば星2つくらい。どこがイケメンなのかよくわからない集団(そもそもイケメンという言葉もどうかと思う)がぎゃーぎゃー騒いでるだけの煩いドラマって印象。が、2話目を一応見てちょっとマシだったので継続することに。そして徐々にそれぞれのキャラが立ってきて、愛着が湧いてきた頃から楽しくなってきた(笑)これぞ連ドラの醍醐味。中津が瑞稀を意識し始めた辺りからの空回り具合が良かったな〜。けど最終話は2時間にするほどのことではなかったし、最後1時間の生徒一人ひとりが喋ってるあたりでダレました(苦笑)その辺考えて4に近い星3てとこ。とりあえず修学旅行編として単発あたりは見てみたいかも?ちなみにあたしは藁島くんが一番好きでした(聞いてない)

火10「探偵学園Q」★★★★

原作&単発は見てません。こういうミステリーが好きなので(金田一然り)前半はトリックを解いてく様を楽しんで見てたのですが、最後の数話は対冥王星の闘いが中心で催眠術多用だったし、ラストもあっさり解決しすぎてイマイチでした・・・星4つだけど3に近いとこで。あとは志田未来ちゃんのコスプレ萌えv(笑)特に初回のメイドでアイス食べてんのがカワユス。山涼のリュウも萌えキャラだった。関係ないけど「永遠に」のPVの光一さんは山涼にちょっと似てると思うのは私だけ?

水10「ホタルノヒカリ」★★★★

原作は読んでません。“干物女”って言葉はあたしには痛すぎる(苦笑)でも“アホ宮”と“ぶちょお”のやり取りがすっごい好きで毎回馬鹿笑いしてた。縁側の二人に癒される水曜の夜。あと部長の会社でのスーツ姿と自宅での甚平姿のギャップがたまらんのだよね〜。昔から藤木直人が苦手だったんだけど(俊平に出てた頃から)最近のポジはいいと思う。話の展開としては、正直言って蛍とマコトと上手くいくかどうかは終始どうでも良かったので(ヲイ)部長とのハッピーエンドで納得。そこまでの流れはちょっと唐突だったけどね・・・。

木10「肩ごしの恋人」★★

原作は読んでません。主人公とその周りの人物の年齢が他のドラマより高いのに内容が一番幼稚じみてると感じた。特にるり子は“女に嫌われる女”以前の問題じゃないかと。なんか一昔前のドラマってーより、行き遅れたドラマって感じが・・・結局打ち切られてしまったけど、特に思うこともなく。キャスティングで話題を読んだだけに終わったなー。

金10「山田太郎ものがたり」★★★★

原作は読んでません。原作が漫画だけに出来すぎ感はあるけど、それ抜きにしてもキャラの面白さと突飛さが上手い具合に出ててとても面白かった。脇役も魅力的で、みんなどっかヘンタイ的なとこが良かった(笑)どう見てもニノはおぼっちゃまには見えないけど(ただし貧乏な家のあんちゃんっぷりははまってる)翔くんは本物だなーと思うことがしばしば。ニヤリ顔が天近2のあゆみくんぽかった。あれは金持ちの振りしたド貧乏の役だったけど(笑)多部ちゃんは可愛くはないが愛嬌があるので良いと思う。実はあたしが一番はまってたのは永原&鳥居のドS&ドMカップル。吉沢悠くんの眼鏡姿萌えで。それにしても、山田一家全員可愛すぎ。

金11「スシ王子!」★★★

これは評価に入れるかどうか迷うところなんですが・・・始まりが他ドラマより遅かった上にすぐ一週遅れになっちゃったので、内容としてもどうも一歩遅れてる感があり。堤さんテイストのネタの転がし方はあたしはどちらかというと好きなので問題なかった。が、アクションシーンがもっさかったり、特に後半のスシ対決でCGを多用しすぎたことがイマイチ。あと気になったのが、やけに画面暗くない?銀幕版の予告は想像以上に良かった。どっちかっていうと映画向けなのか?一応観にいこうかと思う(あくまでも予定)

土9「受験の神様」★★

飛び飛びで見てたので評価しづらいですが、ただのお受験ドラマでなかったところは良かったかなと。おじいちゃんが亡くなった回は印象に残った。ただ当日の昼間に芸人がお葬式のコントをしてたのを見てて、広が「お焼香の仕方がわからない」って言ったくだりがコントとかぶりすぎて、違う意味で辛かった(苦笑)最後の補欠合格は読めてたので驚かなかったけど、受験票を燃やした後に発覚するとは想定外と言うか、有り得ないと思う。合格発表と誕生日が同じ日というのはあたし自身も中学の時に経験したことがある。ちなみに合格だったけど、紙一重ですな〜。怖い怖い。梅沢親子より恵美一家の方が微笑ましかった。大倉孝二須藤理彩が良かった。ぐっさんの親父ギャグは生理的に受け付けない。今日はここまで。

土11「ライフ」★★★★

原作は読んでません。高校受験、親友の自殺未遂、そして入学した高校での新生活からいじめに転じるまでの流れにどんどん引き込まれてった。いじめの描写は見てて辛いものはあるけど、徐々に歩が強くなっていく姿に未来を感じるから見ずにはいられなかったなーと。何より羽鳥さん萌えで。最終回はターゲットが変わっただけでいじめはまだ解決してない状態で終わったのは意見が分かれるところだろうけど、そのゾッとした感じは作品として悪くないとあたしは思う。ところで、佐古のキチガイっぷりと愛海の神出鬼没さがホラー入ってた気がする。福田沙紀が怖すぎです。

あとここに書いてないのだと「山おんな壁おんな」「牛に願いを」は一話脱落。山壁は下世話でチープで嫌悪感を抱き、牛願はとりあえずキャストだけ集めてみただけに終わったかなと。どちらもすぐ裏のドラマに専念しました。その他は全く見てません。「女帝」は昼ドラノリが話題になってたので見とけば良かったかなと少し後悔。でも1日3本は今はきつい!今クールはそれなりに楽しんでたけど、最終回がなんかすっきりしないドラマが多かった。あとやはり原作モノが多すぎ!オリジナルでもとがつんとくるドラマに出会いたいものです。

次回クールは「ガリレオ」「働きマン」「SP」辺りに注目。「ガリレオ」はキャストより東野圭吾原作&福田靖脚本なとこが気になる。「働きマン」は原作は読んだことないけど興味あるのと菅野美穂が好きなので。「SP」はキャストが惹かれる。あと無難なシリーズもので「医龍2」「金八先生」といったところかな。次回は本数減らそうかな・・・。