言いたくねぇけど、ばいばい

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」 木更津キャッツアイパンフ 見てきました。以下感想(ネタバレ少々含みます) 前回の日本シリーズ(2003年11月)を観た時は、確かに面白いは面白いんだけどあざと過ぎてテレビで見てたキャッツの魅力と違う!!と思ってしまい、今回は期待しすぎないようにしよう・・・なんて身構えてたのですが、見事にいい意味で期待を裏切られました。 ネタバレとか一切なしっちゅーかあらすじすら知らないで行ったので、でっきり普通にぶっさんが死ぬ時のこと(「日本シリーズ」から半年後)を描いてるかと思ったら、ぶっさんの死から3年後っちゅーので、おわっ!?っといきなりビックリしたんですが(笑)いやーまさか黄泉がえり話とは思わなんだよ。でもそんなめっちゃ大それた感じはしなくて、普通に死んだ当時のことも丁寧に描いて「俺たち、ぶっさんにちゃんと“ばいばい”言ってないじゃん」って話の流れから、凄く自然だった。 いつもの表⇔裏のストーリー展開はもう腹抱えて笑うのみ。「裏」を観たことによって「表」のちょっとした疑問が繋がった瞬間の爽快感はたまんないね!クドカンの脚本、やっぱ上手い。そうやって笑わすだけ笑わせておいて、最後はきっちりぶっさんとの別れで泣かされた。22歳で時が止まったぶっさんと、生き続けているキャッツの他の面々との気持ちの差。キャッツも大人になったんだな・・・って思いました。アニの「呼んでおいてなんだけど、ぶっさん、そろそろ帰ってくれよ」の台詞がずしんと来ました。そして、その気持ちを悟ったぶっさんが、ホームランボールを追いかけたまま消えてしまう・・・残されたボールに記された「ばいばい」の文字。その「ばいばい」がリアルで切ない。でも、じーんと来るいい“お別れ”でした。 あたしも本放送からずっと大好きで見てて、足掛け5年です。やっとぶっさんに「ばいばい」言えた気がするよ。これで終わってしまうのは淋しいけど、素敵な作品に出会えて本当に良かった!!ありがとう! 木更津〜キャッツ!(にゃー!)キャッツ!(にゃー!)キャッツ!(にゃー!)ばいばい!